8月になり講師というのを始めて3年になります。
最初は師匠や代表の尾崎さんの好意により2015年の8月から本町のsputnik guitar schoolの講師になったのが始まり。
今も続いてくれている方々、惜しくも退会された方もいれると総勢約50人ほどの方にレッスンをさせて頂きました。
いろいろやり方や考え方、楽器の練習法はもちろん「楽器を習う」ということ・「講師とは」とか根本的に「音楽とは」とか本当にいろいろ改めて考えさせられてきましたね。
あとギターもうまくなりました。もともと「室内で2人でベースだけ弾くってのもなぁ」と簡単にメロをやる程度だったのですが今ではある程度のコードはもちろんソロまで弾けるように
伸びしろ的にもベースに比べあるからか練習が楽しくて楽しくて仕方ありません。
今回は「石の上にも3年」といいますがありがたいことにその3年を迎えることができたので備忘録も兼ねてまとめてみようと思います。
お金をもらうって実はめちゃくちゃ難しいことなんだなというのを思い知りました
恥ずかしいことに「3年」と言いましたが実際ちゃんと生徒さんがつくようになってくれたのはこの半年後くらいです。
体験レッスンに来てはくれるもなかなか入会に結びつかずが続いていたんですね。
だから初めてついた生徒さんが嬉しくて嬉しくて無駄に大量のテキスト作って渡した(たぶん押し付けたといっていいかも)のは今でもとても印象に残っています。
演奏やセッションホストのような単発の案件を除いて、仕事としてはアルバイトや派遣・契約社員しか経験していない僕にとって時給ではなく歩合。自分で勝ち取った仕事なんだ!!!と過剰に思ったりしたものです。
今では教え方も板につき、ここ数ヶ月は毎月数人生徒さんが増えてくれています。本当にありがたい!
鬱を経験した人間としては「必要」として通ってくれている方がいるってのは恥ずかしくて直接いえませんが感謝しかないんですね。
ほとんど「勢い」で個人教室開講
両親は「30歳まで頑張れば?」と言ってくれていましたが僕は「25まで!」と決めていました。
生徒さんも増えて来て自信をもらえたのもあり(本当は自信を与える仕事であるはずなんですが)24歳になる2017年2月に当教室を開講しました。たぶん焦りもあったと思います汗
いろんな教室を参考にさせてもらい、とりあえずwordpressのサイト作成本を読み年末ごろからひたすらパソコンをカタカタしていました。
今でこそ、そこそこ見ごたえのあるサイトになってきたんじゃないと思うのですが「えすいーおー?ぷらぐいん?なにそれおいしいの?」という完全素人からのスタートだったので一度作ったデータがまるまる消えたときは辞めようかとも思いましたが辞めなくてよかったです。
教え方はずっと試行錯誤
生徒さんにはいろんな方がいます。
- 一曲完璧に弾きこなしたい
- これから楽器を買って一からやっていきたい
- 他のことには興味がない、〇〇だけやりたい
- ある程度、簡単でいいからいろんな曲をやりたい
- おれうまくない?
- やりたい曲どうこうよりもベースが弾きたい
- 本格的に理論などを習得していきたい
- 急にイベントで演奏をすることになったので助けて
などなど書ききれないほど教室の門を叩く方にはいろんな事情や思いがあります。
そこに「楽器歴」や「音楽知識の深さ」は関係なく体験レッスンではみなさん思い思いに希望を伝えてくれます。
結局やってくうちにみんな基礎やクリック練習など進んでやりたくないことが待ってる訳ですが
「何からするべきか」「何をしたいのか」を考える。わからないなら「直接訊く」を今も心がけています。
検討違いなレッスンをするくらいなら素直にやりたいこと訊く、提案する。でないとお互いストレスですしね。
「学ぶ」方法は山ほどあるけど「通う」ところは限られてくる。
今はyoutubeでレッスン動画を公開している方たくさんいて、教本もたくさん種類があります。
どれだけ生徒さんが増えても「学ぶ」方法が山ほどある中「通う」方がいる以上、一人一人に合わせた教え方がしたいですね。
レッスンでしたいのは「楽器演奏を教える」だけではなかったりする
レッスンでは稀に対談だけで半分近くの時間が進むことがあります。
たまたま生徒さんがとても興味をもってくれたときだけなんですが
今は安くて質のいい楽器が増えていますが値段ではなく僕なりに「いい楽器」はどういうものなのか。についても伝えていきたいと思っています。
僕の楽器を作ってくれたtop the guitarにも続いて欲しいし、他にも老舗のライブハウスとか潰れてほしくないし。
「余計なお節介だ!」と言われそうですが微力ながらも「いいものを伝える」というのにも力を入れていきたいですね。
ベースの上達に「年齢」は関係ない。
たぶん一番多かった質問だと思うのですが「〇〇歳でも大丈夫なのか?」というもの。
僕が教えさせて頂いている中で年齢だから上手くならない感じたことは記憶の中にはありません。
楽器がうまくなるにつれ大事なのはユーモアといいますか楽器を弾く楽しみを見つけ続けられるかではないでしょうか?
初心者さんであればとにかく「楽器を弾いている」だけで楽しいでしょうしそう楽しく取り組めることほど初心者さんに大事なことはないと思います。
初心者を卒業するともっと「楽しい!」を細かく分けて
- 周りの音を聴いて弾いている!
- リズムを意識して弾ける!
- 楽譜を見ないで弾けた!
- 手の感触で何フレットを押さえているかわかる!
など小難しい言葉で綴れば上達の自覚と周りに意識を向けながら自分の弾くベースを聴いて楽しめることが求められるのではないでしょうか?
なので伸び悩んでいる方はぜひできないこと探しよりも「できること」を見つけ「なにが物足りないのか」を考えてみてください!
(独り言)やりやすい副業に「楽器講師」があるのはなんとかならないでしょうか
最近ネットビジネスを始め副業にスポットライトが当たっていますよね。
一部のサイトには「やりやすい副業」として楽器講師が出ています。
やりやすい。という分には否定はできない訳ですが(資格とかもないから僕もできているわけで)
3年程度の僕がいうのもアレですが始めやすさと続けやすさは違う。
1人でできる副業は辞めても周りに迷惑がかからないけど講師が辞めて迷惑がかかるのは生徒さんな訳で、書くのであれば「頑張って練習してる生徒さんがいるなら僕も頑張らないとな」と続けてくれないと生徒さんがかわいそうでしょ?っていうところまで書いてはくれないでしょうかね。本当に僕が言えるのか微妙すぎますが。
最後に
気づけばなかなかの長文になりましたね。最後までお付き合い頂いた皆さま、ありがとうございます!いろいろ偉そうにつらつら纏めてみましたがまだまだ僕自信勉強もしないとだしレッスンの仕方も試行錯誤の連続です。
始めたときから変わっていないしたぶんこれからも変わらないことでしょう。
何度も書いていますが通ってくれている方がいるというのは本当に嬉しいことです。
当教室としては生徒と講師という立場は違えど一緒に上達できるベース教室にしていきたいなんて考えています。
というわけで生徒の皆様、今後ともよろしくお願いいたします!
これから入会を考えていらっしゃる方へ、近々教室イベントあるのでぜひお越しくださいませ^^
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