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PJベースというものについて語ってみた

当教室にきたことがある方なら必ず一度は触ったことがあるであろうPGMのPJベース。
かれこれ約5年間ずっとメインとして使用している楽器です。

使ってて改めて思うのですがPJベース使ってる人ってほんとに少ないですね・・・
そんな中、PJベースの魅力や僕がそれをメインで使っている理由をまとめてみます。

目次

そもそもPJベースって?

プレジションベース(P)のピックアップの下にジャズベース(J)のピックアップを一つだけつけた形のベースです。

PJの中にも種類がありまして、普通のプレジションベースにジャズベースのピックアップを足したモデルが主流ですが、ジャズベースのボディのフロントピックアップをプレジションベースのものに変えたものもあったりします。

pj

プレベ+ジャズベピックアップ

僕のベースもこれに該当しますね。
プレジションベースにジャズベースのピックアップを足したモデルです。こっちの方が多いと思います。
僕のものはネックがジャズベの少し細めのものを使っているのでフロントだけにしても完全なプレベの音にはなりません。
左右対称なボディだとバランスのいい締まった音を出してくれます。

pj

ジャズベースのフロントをプレベに交換

こちらはジャズベースのボディにフロントピックアップをプレベのものにしたタイプです。
ミックスでの音はジャズベのものよりミドルが効いたサウンドがいいですね。
前述の「プレベ+ジャズベピックアップ」よりボディが同じ分ジャズベらしい音がします。
フロントだけの音はプレベ、というより普通のジャズベのフロントの方が近いですね。

PJを愛用するベーシストとしてはビクター・ウッテンが使ってるfoderaがもっとも有名ではないでしょうか?またはyahamaのBBシリーズ。あとはwarwickにもよくある印象ですが、やはり使っている人は少ないですね。

プレべのジャズベのいいところ取り!ではない。

よくあるPJベースの売り文句(?)「ジャズベース(以下ジャズベ)とプレジションベース(プレベ)のいいとこ取り」というのがありますがそんなことはありません。
それが本当に言えるなら使っている人はもっと多いし、プレジションベースは絶滅しているはずです。
PJは簡単に言えば中途半端な音と言えます。

リアだけの音は扱いづらく、トーンを絞ってジャズのフレーズを弾くならありかと思います。
そもそも音量的に本体だけでは調整が難しいのでほぼ使っていません。
たぶん個人的にはジャズベよりもボディが小ぶりなのが関係しているのではと思っています。
楽器は材質・ピックアップはもちろんのことネックの太さやボディの形状も音に反映されます。

(個人的推察)なぜPJベースは流行らかったのか

僕個人的にはピックアップごとの音量差、というのが大きいと思っています。

一番音量がでるのはプレべ単体、次にミックス。リアだけだとステイングレイのようなパワーもないし音量にもだいぶ違いがでます。
これでは曲中や曲間にピックアップを切り替えて演奏も難しい、ライブごとに使うピックアップを選ぶのなら始めからジャズベやプレベを持っていくでしょう。
見てのとおりピックアップの大きさが違うので音量もまた変わってきます。音色を変えるジャズベの方が圧倒的に有利ですしね。
お世辞にも「扱いやすいもの」ではないのであまり普及しなかったものかと思います。

と、さんざん悪口ばかり書いてきましたがこれからはそれでも僕がPJをメインにしています。

なにもしなくてもオリジナリティが溢れてる気がした。

そもそも僕がPJを選んだのは「まわりと被りたくなかった」からです。子供か。

僕の好きなベーシストは9割といっていいほどジャズベをメインにしています。
マーカスミラーしかり須藤満しかり。なんかジャズベを持つとその音に近づけてしまいそうな気がして買わないでおくことにしました。
で、イマイチ音のイメージがわからない=好きに作れる。なにより周りと被らない!という理由でPJを選びました。

※もちろん好きなベーシストの音つくりは参考にするべきです。当時の自分に言ってやりたい。

とりあえずプレべが好きだった。

音はプレべが一番好きです。だけど演奏はあまりプレベに需要がでないジャズやポップスがほとんどという涙

シンプルな音故に、ライブ会場を低音が埋め尽くす感じはプレべが最高だと思っています。
でもミックスの音も欲しいな、でPJに・・

あとミックスの音も好きですね。ジャズベのあのアタック感は薄いですが、代わりに音程感がしっかり聴こえるような気がします。

足元との組み合わせでとんでもない可能性を持っている。

音量差は僕は足元でカバーしています。
EWSのSVCというボリュームペダルなんですがメモリが目視できるものでピックアップごとに調整して使っています。
ですがそれも個性というか、その音で押し通すこともまたできる。というのが最大の利点だと思っています。

僕ならプレベだけにして歪をかましピックで弾く。
ミックスにしてコンプかけてスラップしまくる。
フロントだけでは音量も音質も難しいのでマルチエフェクターのグラフィックイコライザーを通してローミッドと音量をあげています。これでジャズのアドリブもなかなか綺麗にハマってくれます。

ピックアップの切り替えだけでは音量差や音質のあまりの差に使い勝手は悪いですが足元との組み合わせで一本の楽器とは思えないほど幅広いことができます。

まとめ

いかがでしたか?
PJベースはとても奥の深い楽器です。形状が様々な分、どれがPJらしい音かなんてまだわかってない気がします。
もし興味をもってもらえればぜひ触れて見てください、なかなかクセになりますよ!

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