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発達障がいのギターレッスンから学んだこと

毎週水曜日、ヒューマンインクルーシブセンタークリエバにて発達障害をもった方へのギターレッスンをしています。
7月で1年になる少し前ですが、プチ発表会も行い生徒さんの成長を再認識したので、備忘録的にまとめてみます。

目次

一年やってきた中で起きた変化

最初はまったく触ったことがないという利用者さん。
活動をするうちに気づけば3人だったメンバーが増え、今では昼に大人7人・夕方に学生3人に教えています。
新型コロナウイルスの影響で春から新規がない状態だったので、これから更に増えていくんだと思います。

関わっていくうちに、利用者さんはもちろんのこと、僕にも変化がありました。

教え方も、教わり方も、もっと自由にしていい。

creava

「こうしなきゃいけない」を0にする。

利用者さんの年齢層は、10代〜50代までと幅広く、当然ながら好きなジャンルはばらばら、「全員が知ってる曲」というのも限りなく少ない印象です。
曲だけでなく「弾き方」にも、「好きな曲を弾きたい」だけでなく「ただ音を出したい」「好きに触っていたい」とやりたいことにも大きな違いがありました。
気づけば教えてもない弾き方を独自に編み出した人もいて関心してるくらいです。
もっと自由に弾けるようにしていきたいですね。

ギターを教える上で「こうしなきゃいけない」ではなく「この方がやりやすいと思う」という伝え方はよかったみたいです。

これはよかったという接し方。

僕自身、試行錯誤で利用者さんと関係を築いてきましたが、だめだったところもあれば「これはよかった!これからもやっていこう!」というものがあったので記録しておきます。気に入ったものがあれば、試してみてください。
これは個人教室のほうでも応用できている部分ですね。

よかったこと、その
二者択一話法
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晩ご飯なにはいい?

雪谷のアイコン画像雪谷

なんでも

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せめてなんかいえや(怒

こんなやりとりをしたこと、ありませんか?(僕はたくさんある)
二者択一話法というのは、そのまんまですが、相手に質問をする際に二つの選択肢を与えることで、相手が回答しやすいように配慮する話法のことです。
「なんでもいい」ではなく「どちらかと言えば・・・」が聞き出せるのに加え、+a話してくれることもあり会話が進みやすくなります。

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洋食と和食どっちがいい?

雪谷のアイコン画像雪谷

和食がええかな。魚とか

このように補足でつい付け足して話すことも多いのではないでしょうか?

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よし、じゃぁ寿司にしよ。ネタだけもらうわ

(例はともかく)このような具合で、相手の答えやすい会話方は非常に有効でした。
特に利用者さんは自分の気持ちをうまく伝えることができない場合も多いので、距離も近づけやすい印象です。

よかったこと、その
教える「向き」を意識する。

真正面から向かって伝えようとすると、相手に緊張や圧迫感を与えてしまうようです。
過去話しかけただけで遠ざかってしまったこともありました(苦笑
まだコミュニケーションが難しい人には、敵対心が生まれにくく、親密度が増す真横から。
ある程度、距離が近づいた印象のある人には、直線的に目があう回数も少ないですが表情が見えやすくリラックスした雰囲気で会話を進めれる角度をつけた位置から伝えるようにしています。
結果、最初よりも新しく入ってくれた方との距離が近づくのが早くなりました。

よかったこと、その
「褒め方」を探す楽しさがあったりする。

長年夜型で、昼間起きていなかったはずの人が、通ってくれています。
こういった方は、その場に「いる」だけでもとてもすごいことですよね。とにかく褒めます
すると次は「1人で」通えて今では進んで挨拶をしてくれるようになりました。
褒められて嫌な思いをする人はいません。(嫌味に取られないかぎりは)
なので自分の基準ではなく「その人」に基準を合わせて頑張れたこと、褒めれるところを探していく。これはとても楽しいことなのでとてもおすすめです。
コツは2つ。「ちゃんと言葉にして伝える癖をつける」「他の人にもそれを共有する」ということ。

「褒める」を他人に話すというのは、直接言う以上の効果があります。
なぜなら、本人の聞こえないところで、その人の「いい話」をするには、純粋なリスペクトがあるからです。それを聞いたことによって、話した相手にもその人の印象をよくすることができると同時に、純粋なリスペクトであるので自分の「人の見方を」伝えることができます。
陰口の逆といってもいいのではないでしょうか?

自信は連鎖する。

先日行った発表会でのエピソードなのですが、参加は強制ではないので1人見学という方がいました。
利用者さんの中には「自分に自信を持てない」という方もいらっしゃいます。人前で演奏するには、どれだけ小規模でもとても勇気のいることですよね。
そんな人でも、少し自信がある他の利用者さんが頑張っているのをみて「頑張ろう」と最後の最後で参加希望の旨を伝え、演奏してくれました。
結果は想像以上に緊張して凹んでいましたがやらない失敗より、やる失敗。周りの人からも好評で「頑張ってよかった」と話してくれました。
ここで思ったのが、我ながら結構くさいですが「自信は連鎖する」ということです。

利用者さん同士はもちろんですが、頑張る利用者さんを見ていると「僕も頑張ろ」となりますし
「先生がいてくれてよかった」なんて言われたら、それこそすごい自信になります。
そうやってどんどん連鎖していけばいいなぁ〜と思いました。

最後に

今現在も新規の受付をしています。
ギターレッスンに興味のある方は、支援の話もあるのでクリエバの方に連絡を!

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一応やけど、雪谷に言ってくれても取り次ぐことはできるで。
ちょっと相談、でも気軽にラインしてみてや。

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