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メインベース5歳の誕生日、オーダーベースについて考えてみた

交換前

本日9月19日は僕のメインベースであるPJベースが手元にきた記念日であります(facebookの記事で思い出した)

 

この5年の中で数えきれないほどのステージを共にしてきたこの上ない大事な一本で、生徒さんにこれを弾いたことがない人は1人もいないしこのベースの良さを「これでもか!」というほど語ってきたことか・・・

で、生徒さんやセッションで会うベーシストとよくする「楽器のこと」の中では絶対にこのベースの話とオーダーについて・高額ベースを買うことなんかにもいろんな話をしてきました。

 

ただの気分ではありますが「オーダーをする」ということにスポットを当てて書いていきたいと思います。

 

 

目次

オーダーのデメリット

 

 

いきなりデメリット書くのかよ!!!!

というツッコミはさておき「この世に一本だけ」としてするオーダーがいいベースであれど自分にあった楽器であるかどうかはわかりません。

できてからのお楽しみ。スマホゲームのレアガチャのようなもんです。

なので「本当にいい一本」がほしいのであればオーダーよりもビンテージ・ハイエンド、いろんなベースを見て試奏して「これだ・・・!!」と思えるものに出会えるまで待つほうが正しいと思っています。

ベースも当然ながら木でできているので同じ仕様で作っても傾向が似てるだけで質感や微妙な違いは必ずでます。市販だろうが魅力的と感じるものを見つければそれを買うにこしたことはないんですね。

 

楽器にとってプレイヤーは「第2の職人」

それをわかっておきながら僕がオーダーしたのは、だからこそ「ベースと一緒に成長していきたい」という前向きな、というべきか20歳そこらのちょっと背伸びした発想。で は な くたまたま工房に出入りし、「周りと違うことをしたかった」「目立ちたかった」という下心です。

ジャズベではなくPJを選択したのもそれです。かぶりたくなかった。

我ながら単純なやつです。

 

でもまだ僕が未熟なベーシストだったからこそオーダーは僕に合っていたのかもしれません。

「オーダーしたからにはしっかり使いこなさなきゃ」というモチベーションと謎の責任。エフェクターなどいろんな機材を試し、プレべのいい音を探してthe whoやオカモトズといったプレべ使いで有名なバンドやPJを扱うビクターウッテンなどそれまであまり興味を示さなかったミュージシャンにも耳を傾けるようになりました。

「楽器を知る」ことの大切さを教えられたように思います。

思えばこのプレべの形をしたベースで須藤満に感化されサムレストつけたり、ピックアップフェンスつけてマーカスのようなスラップをしたがるやつはそこそこレアだと思います。おとなしくジャズベにしろよ。

 

そんな試行錯誤の末今の僕のような演奏スタイルになってきたのかもしれません。

ベースにとってプレイヤーとは「第2の職人」できあがったベースをどう扱い育てていくのか、楽器が名機と言われる裏にプレイヤーがいなかったことはないんです。

そういう意味もあり1からスペックを自分で考え見た目のこだわりもいれつつ作るオーダーベースはいい経験でした。

 

オーダーベースとは

要するに自己満です。

ここまで書いてきましたが、理にかなってることを書いてるように見えて当てつけだと書きながら思いました。

  • 新品のベースを買っても同じじゃないか
  • いい中古を見つけ「第3、第4の職人」になってもいいじゃないか

まったくその通りです。

でもこれだけは言わせてほしい。

自分でそれなりに考え、いろんな人にも相談してを繰り返す日々

数ヶ月待ってようやくくる「あのベースできました」という電話

思ってた通りのベースを目の当たりにした感動

その場で音を出す。想像していたよりよくも悪くも少し違うサウンド、「でもこれでいい、とてもいい」という感覚。

こればかりはオーダーでないと得られません。そんな感動があったからこそ

自分の出したい音とこのベースが出せる音の中間を取りながら頑張ってこれたのではないかと思います。

手にしてから内部パーツもいろいろ変えたしなんなら僕はネックまで変えていますが意地でも、というかなんとしてでもこのベースでこれからも頑張っていこうと思います。

僕がこのベースをオーダーしたtop the guitarさん。とてもいい工房ですので興味があればぜひ足を運んでください。

お店で「雪谷が〜」と言ってもらえれば「あ〜雪谷くんね〜」とさらっと流してくれることでしょう。

 

 

 

 

交換前

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